|日本Linux協会|

Linux 環境とは

日本 Linux 協会

Linux コミュニティの変遷と Linux 環境

Linux Environment

元来, Linux コミュニティは開発者とユーザから構成されていました. しかも開発者とユーザとの境界線は非常に曖昧であり, 誰もが開発に参加できるという意識も共有していました. そのような中で, いわゆる「プロジェクト」と表現される特定の目的別のグループが結成されていき, それらのプロジェクトのゆるい連帯と協調によって Linux システムが発展し, コミュニティの輪も広がっていきました.

それからしばらく経過し, コミュニティの輪が広がるにつれて, Linux の単なるユーザである層も生まれ, またビジネスとしての Linux というものも広がっていくことになりました. 当初は Linux システムの CD-ROM 販売というビジネスモデルが主流でしたが, 最近では出版, 教育, インターネットサーバなどの分野に留まらず, エンタープライズ分野への応用までも視野に入りつつあります.

このような状況は, 従来のコミュニティ層の感覚からは「Linux コミュニティの拡大化, 多方面化」という言葉で表現できるでしょう. Linux コミュニティには, Linux の発展に関わるものすべてをその一員として迎え, 成長を続けてきたという経緯があります. ここで, Linux に関わるビジネスを中心とした全ての私企業や各種団体まで含んだものを, 従来のプロジェクトやユーザグループなどと併せ, “Linux コミュニティ”と表現するのは当然のことのように思えます.

しかしながら, 「Linux コミュニティ」という言葉は 既にプロジェクトや各地のユーザグループの総称として定着した感があり, これからこの大きな輪に参入するであろう人々には受け入れにくい表現とも言えます. また, コミュニティという表現では Linux に関わる全ての個人, 団体の輪を連想しづらいという問題もあります.

そこで, 日本 Linux 協会では, 従来のプロジェクト, ユーザグループから構成されるコミュニティと, ビジネスを中心とした新しいグループを融合し, 調和させ, これらが集う「場」を意味するものとして「Linux 環境」という言葉を新しく創造しました. この「Linux 環境」によって「Linux の発展に関わる全ての団体, 個人が集う場」を定義しているのです.


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